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保育士の実技試験について知りたい人に

保育士試験の実技試験とは

保育士試験の実技試験とは、筆記試験合格者を対象に行われる二次試験のことです。保育士資格を取得するためにはこの実技試験に合格しなければなりません。

実技試験には音楽表現、造形表現、言語表現の三つの試験科目があり、このうち任意の二科目を選択するというシステムになっています。
保育士というとピアノが弾けるというイメージを持つ方が多いかもしれませんが、実際にはピアノ(もしくはギターかアコーディオン)の演奏技術を求められる音楽表現を選択しないことも可能なため、ピアノが弾けなくても保育士になることができます。

年によって異なりますが、筆記試験の実施日から実技試験の実施日までは、ある程度余裕があり、準備期間に充てることが出来ます。平成29年度前期試験では4月22、23日に筆記試験が行われ、実技試験は7月22日に行われました。

3つの実技試験

ではこの音楽表現、造形表現、言語表現では、それぞれ具体的にはどのような課題が出題されるのでしょうか?

音楽表現

音楽表現の試験では、課題曲をピアノ、ギター、アコーディオンのいずれかの楽器で童謡の課題曲(二曲)を伴奏しながら歌います。課題曲は毎年変わりますが、保育士試験受験申請時に配布される手引きで確認することが出来るため、事前にその年の課題曲に合わせて対策することができ、ピアノ、ギター、アコーディオンのいずれかを演奏することが出来る人にとっては一番難易度が低い試験かもしれません。

造形表現

鉛筆またはシャープペンシル・色鉛筆・消しゴム・腕時計を持参し、制限時間45分内に、保育の一番面を絵に描きます。具体的な課題は試験会場で発表となります。「明るく」「動きがあり」「遠近感があり」「色彩が豊かだが落ち着いた色合いで」「温かみ」のある絵を書くことが求められます。事前に課題に合わせた対策を行うことが出来ないため、難易度は少し高いかもしれません。

言語表現

三分間、子供が目の前にいることを想定しながらお話を暗唱します。「声の出し方」、「表現上の技術」、「幼児に対する話し方ができること」という三点が特に重視されます。課題は各年共通で「うさぎとかめ」、「おむすびころりん」、「3びきのこぶた」、「にんじん、ごぼう、だいこん」の内から一つを選択します。一つの童話を暗記することが求められるため、これも難易度はすこし高めかもしれません。

直近3年間の出題は?

過去三年では以下様な課題が出題されました。試験当日の様子を具体的にイメージするためのヒントになるかしれません。

平成28年度

平成27年度

平成26年度

どんな対策が有効?

実技試験で確実に合格するためには、具体的にはどのようなことを意識しながら対策をすればよいのでしょうか?

音楽表現に関しては、その年の課題曲を早い段階で確認することが出来るため、音源を聞きながら繰り返し練習することが重要になってきます。また、いくら歌がうまくても、楽器の音より小さいとマイナスになってしまいます。元気よく、しっかりと声を出して歌う練習も必要です。

造形表現については、「明るく」「動きがあり」「遠近感があり」「色彩が豊かだが落ち着いた色合いで」「温かみ」のある絵柄の絵を描けるように練習する必要があります。インターネット等で過去試験の合格作品を見ることが出来るため、参考にするとイメージもつかみやすいかもしれません。

言語表現は、各年共通の4つのテーマの内、どれか1つを暗唱できるようにならなければなりません。子供が実際にいることを想像しながら、はきはきとした聞き取りやすい声で、棒読みにならないように抑揚をつけて、構成を考えながら語り聞かせができるようにならなければなりません。 また、三分よりも早い時間で終わってしまわないように、早口で話す癖がある人はゆっくりとしゃべる練習をすることも大切です。

インターネット上には参考になる動画もありますが、一人で対策をすることに限界を感じる人は、通信講座等を利用するのもいいかもしれません。

まとめ。当日の敵は「緊張!」

保育士試験全体の合格率は20%弱ほどですが、実技試験の合格率は約90%と、非常に高い数字ですあり、「失敗したかも」と試験当日に思っても、後日思ったよりも結果が良かった、という人もしばしばいるようです。出来る限りの準備をしたら、なによりも当日に緊張せずに、自分を信じて試験に望むことが実は一番大切なことかもしれません。筆記試験に合格出来たら、保育士免許の取得まではあと一歩!試験当日に本来の自分のしっかり出せるようにリラックスして臨むことが重要です。