保育園のイベントが多い

保育士の環境を過酷にしている原因のひとつに、保育園で開催される「イベント」の多さがあります。

入学式が終わったと思ったら春の遠足、月々の誕生日会、夏祭り…1年を通して途切れることがないイベントの準備に終われ「イベント疲れ」というブラックワードを生み出したほどです。

残業が増えるだけではなく、家に帰ってもイベントの作業…。そんな経験がある保育士さんもいるのではないでしょうか。

厚生労働省調べの「保育士を辞めたい理由」の2位「仕事量が多い」、3位「労働時間が長い」は、イベントが原因である場合も少なくありません。

今回取材を行った、東京・横浜・神戸に約20の園を展開するキッズパートナー(ケアパートナー株式会社)では、どのような取り組みでイベント疲れを防いでいるのでしょうか。

ケアパートナー白井代表より

白井代表

イベント数は園長に一任しています

小規模・認可園ともに入園式、運動会、卒園式など最低限のイベント以外は、園長先生に一任しているので、他の園と比べるとイベント数は少ない方です。

園長先生たちも、今までの経験で「イベントは多いだけじゃダメ」「程よい数が、お母さんたちも子どもたちにも、保育士にもいい」というのが分かっているので、無理することはありませんね。認可園からは、「小規模園よりはイベントが多いので手当てをつけて欲しい」という要望も上がっているので、これは今後検討ですね。

キッズパートナー大倉山_大田園長
キッズパートナー
綱島東
大田園長

大田園長より一言

60名定員と、比較的規模の小さな保育園なので、1年で大きいイベントと言ったら、入園式、運動会、生活発表会と卒園式くらいです。保護者さんたちも忙しくしているので、このくらいがみんな疲れない範囲だと思います。

イベント前は多少忙しくなるので、少し残業することもありますが、仕事を持ち帰るようなことはないので、いいバランスだと思っています。

キッズパートナーみなとみらい_吉野園長
キッズパートナー
みなとみらい
吉野園長

吉野園長より一言

イベントの数で言うと、小規模保育のキッズパートナーより認可保育所のキッズパートナーの方が多いですね。親子遠足などがよい例かもしれません。

「キッズパートナーみなとみらい」は2017年4月に開園したのですが、保育園立ち上げの年は、入園式のバタバタも終わらないうちに、次のイベントの準備を進める必要がありました。どのイベントもスタッフ全員での話し合いから始まるので、最初の1年は年間を通して、忙しく感じる時間が多かったですね。

2年目からは、土台ができているので、イベントの運営がかなり楽になりました。とは言っても イベントの数自体は小規模保育の園より多いので、イベントごとに保育士さんたちに手当てをつけてほしいなとは思っています。

「保育の現場」編集部
メッセージ

「保育の現場」編集部

保育園に子どもを通わせている親としては、多いよりも、子どもを毎日外遊びに連れて行ってくれるかとか、こまめにおむつを替えてくれるかとか、正直そういうことが大事です。イベントの多さで保育園を決めるというのは、少数派だと思います。

ウエイトが低いものに振り回されて、保育士さんが疲弊してしまうというのは、本末転倒。そもそものイベント数が少ないというキッズパートナーは、とても合理的だと思いました。

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