給料が安い・賞与がない

給料が安くて転職したい人のための、保育士転職ガイド。給与や待遇について考察しています。

実感としては非常に安い、保育士の給料

厚生労働省が調査した「東京都保育士実態調査報告書」を見ると、保育士の退職理由として2番目に多いのが「給料が安い」という理由。

平成27年の賃金構造基本統計調査によれば、保育士の大まかな年収は300〜340万円。月収は21万円ほど、賞与が出た場合は60万円くらいと推測されています。保育士として現場にいる限りは、この給与はほとんど変わらないのが現状。主任や園長になったり、複数の園をまとめるエリアマネージャーを務めたりしない限りは、給与面はかなり厳しいようです。

ただ、保育士になろうと思った時点で、給料が安いことは、ある程度覚悟ができているはず。それでは、なぜ実際に働いてみると給与が気になるのでしょう。

それは、「サービス残業」の多さにあると考えられます。「東京都保育士実態調査報告書」では、保育士の退職理由の5位が仕事量の多さ、6位が労働時間が長いになっているくらい、保育士の労働環境は現実問題、過酷といえるもの。こういった理由を考えると、「お給料が安いのはある程度納得していたけど、サービス残業が多すぎて割に合わない」と感じている人が多いのではないでしょうか。

参照元:東京都保育士実態調査報告書

充実した給料・賞与が欲しい!
待遇のいい保育士の職場への転職

面接などでは「残業代出ます」などと調子のいいことを言う保育園は、残念ながら一定数あります。できれば働いている人の評判を聞く、家が近ければ夜遅い時間に園をチラッとのぞいてみるなど、実際にどんな環境なのかをチェックしてみることが大切です。

保育士は売り手市場。焦って転職先を決めるよりも、しっかりといい環境を見極めることが大切です。

当サイトの取材に協力してくれたキッズパートナー(東京・神奈川・兵庫)は、離職率が2.7%(2018年4~10月現在)という低さを誇っています。給与や待遇に関して、どのような取り組みを行なっているのか聞いてみました。

ケアパートナー白井代表より

白井代表

残業代は1分から支給します

わが社も給与は他と変わらない水準です。しかし、保育士の給与に関する不満が少ないのは、「残業代が1分から出る」「社宅借り上げ制度で、月間8万ちょっとの補助がある」などのポイントが大きいと思います。

制度があっても、利用できる状況になくては意味がありません。こんな制度もありますよとしっかり告知して、多くの保育士に使ってもらうようにしています。

最近では、こういった制度を目的に入社される方もいらっしゃいます。

キッズパートナー平沼橋園・佳奈先生
キッズパートナー
平沼橋園
佳奈先生

佳奈先生より一言

4月まで一般企業に勤めていて転職してきたのですが、今までいたどの企業よりも残業代がしっかり出ます。やはり保育士に転職するとなったとき、給与や残業面は不安があったのですが、いちばんホワイトでびっくりしています(笑)。

キッズパートナー六角橋園・関本園長
キッズパートナー
六角橋園
関本園長

関本園長より一言

長いこと保育の仕事に関わっていますが、1分単位で残業代が出ることなんてなかったので、本当にいい会社だと思います。そういうのもあって、保育士の紹介で入社する人がすごく多いですね。

キッズパートナーには認可と小規模園があるのですが、認可はイベントが少し多いので、保育士たちにイベント手当が少し出るといいなと思って、今会社にお願いしているところです。

「保育の現場」編集部
メッセージ

「保育の現場」編集部

基本給も大事ですが、日々の残業代や福利厚生によっても、毎月の満足度が違ってくるのは、同じ働く身として強く実感している部分です。

好きな仕事であっても、給料が安いのを覚悟した上でその世界に飛び込んでいたとしても、サービス残業などで「やりがいを搾取」されることは、毎日少しずつ、その仕事への意欲を奪っていきます。それが転職や退職につながってしまうのでしょう。どこかで断ち切らないといけない悪しき習慣ではありますが、そういった、働く人にだけ負担を強いる職場というのは、いつの世もなくなりません。転職先を選ぶときには、注意をしてください。

それにしても、1分単位での残業代をうたっていて、それが本当に出るというのは、一般企業でもなかなかないのでは!羨ましい(笑)。

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